デッサンや姿勢の再現におすすめの多関節可動フィギュア”合成人間”
合成人間という名の多関節可動フィギュア
ユニオンクリエイティブというメーカーが出しているフィギュア(商品名:1/6 東亜重工製第四次生産 合成人間)の可動関節の多さは随一。デッサンはもちろん、姿勢の再現として医療関係者にもおすすめだ。
着目した各関節の可動
- 脊椎は6つのユニットで構成され、5ヶ所が可動する(後頭環軸関節/頚椎/胸椎/胸腰椎移行部/腰椎/骨盤)
- 肩関節に加え肩甲帯も可動
- 膝関節の転がり滑り運動
- 足関節~足部だけで4ヶ所の関節
1.脊椎は5ヶ所で可動(後頭環軸関節/頚椎/胸椎/胸腰椎移行部/腰椎/骨盤)
本来の可動可能な脊椎の関節は25(頚椎7/胸椎12/腰椎5/仙骨1)。
このうち6ヶ所が稼働できる仕組みになっている。
体幹の側屈・胸椎の回旋・骨盤の前後傾などが可能なため、猫背・反り腰・スウェイバック・側弯など様々な姿勢を再現することができる。
2.肩関節に加え肩甲帯も可動
肩甲骨の動きも再現されているため、巻き肩・いかり肩・なで肩などの表現が可能。
3.膝関節の転がり滑り運動
───正座ができる。
最も感心したギミックがこれ。
膝にジョイントを2つ設けることで、膝関節の転がり滑り運動を再現し、正座を可能にしている。
4.足関節~足部だけで4ヶ所の関節
足関節・距腿関節・ショパール+リスフラン関節・MP関節の4ヶ所。
【足関節】:屈曲・伸展
【距腿関節】:踵骨の内外転
【ショパール+リスフラン関節】:回内外
【MP関節】:屈曲・伸展
4ヶ所が可動できることで、オーバープロネーション・スピネーション・内外反・爪先立ちが再現可能。
使い道は複雑な姿勢の再現
単純に「猫背と反り腰が混在した画像が欲しい」だけならば、そのポーズをとらせることは容易だ。ジョジョのポーズだろうがトルネード投法だろうが再現し写真に収めれば良い。
姿勢のイラスト(画像)が欲しい場合
合成人間にポーズをとらせ、写真を撮り、トレースしてイラストを描く。
私はこの方法でIbis paintというアプリを使用してイラストを描いている。
合成人間の写真をそのままホームページなどに載せても良いのか
答えはノーコメントである。
メーカーに問い合わせてみようかとも思ったが、余計なことはしない方がいい。
スルーしてくれているものにルールを作らせることになるのではないだろうか。
ネット上のイラストでもいいのでは?
望ましくない。
例えば「猫背と反り腰が混在したイラストが欲しい」とし、いくつか問題がある。
- フリーイラスト‥イメージ通りの画像を見つけにくい
- 有料イラスト‥高価
- おそらく今後も似た画像を探すことになり、毎回同じテイストの画像があるのか
- 解剖アプリのスクショは著作権に抵触するためライセンス料が必要
このようなポーズをとることができる
イスをバランスボールに替えたら腰痛になった
デスクワーカーの腰痛対策として名高いバランスボール
「社員の健康(腰痛)対策にバランスボールを取り入れた企業がある」というニュースを見たことがあり、腰痛持ちではないが試してみた。
転がらないための工夫「浮き輪」
バランスボールは不安定で、立ち上がった際に転がっていってしまう。
高さ調整も兼ね、浮き輪をバランスボールの下に敷き、パソコンに向かった。
これは良い。
なかなかのアイディアと自画自賛した。
腰がつらくなってきた
デスクワーク開始から3時間後、腰が辛くなってきた。骨盤が前傾した状態が続いたため、反り腰の姿勢になっていたようだ。
───もう無理。
バランスボールを追いやり、いつものイスを戻した。
なぜこんなことに?
理由は「腹筋を使い続けられなかったから」。
バランスボールに座っている間はは反り腰にならないよう常に腹筋を効かせ、骨盤を立て、エロンゲーション(背骨を上下に引っ張った状態)しておく必要がある。
その状態を”キープできれば”腰痛予防につながるだろうが、ムリ。キープできね。
2日目でやめた
翌日も時短でチャレンジしてみたが、早々に腰が疲れてきたのでやめた。
腰痛じゃなかったのに腰痛を発症した。
このまま続けたらギックリ腰になっていたのでは。
首への負担
バランスボールは座ったときに沈むので、目線の高さがディスプレイの上部になるよう調整しないと首を痛めます。
まとめ
・座っている間はエクササイズの意識をゆるめないこと
・長時間座ってたら腰痛出る
・普通のイスよりも高さ調整がシビア